【コーリアン®と匠たち_Vol.1】
コーリアン®でつくるプロダクトが完成するまで(2)

2019.09.10

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木のように加工できるのに、
一体成型のような仕上がりになる秘密とは?

コーリアン®を加工するには、加工会社の協力が必要です。そこで、シリーズ第2回目となる今回は、どのような工程でコーリアン®が加工されていくのか、「ノエルス」の製作を担当する大日化成工業で加工現場を取材しました。

切断に使うのは木工用電動工具

加工する前のコーリアン®は一枚のシートになっています。厚さ12mm×幅762mm×長さ3,658mmがシートの標準サイズです。カラーによっては厚さや大きさの違うシートも用意されていますが、ほとんどのカラーはこのサイズ。まずは、シートから必要なパーツを切り出します。
 
コーリアン®は硬質木材並の加工性がありますので、鋸、パネルソ-、電動丸鋸などの木工用電動工具で切断することができます(超硬刃等の使用をおすすめします)。大きなシートもNCルーターを使用すれば自在に切断や開口ができますので、複雑なデザインのカットもできます。また、穴開けはドリルやホール・ソーでも可能です。

シーム接着剤で継ぎ目のない仕上がりに

続いて、切り出したパーツを専用のシーム接着剤でつなぎ合わせます。シーム接着剤は2液反応タイプで、全26色。シートの色に合うものを使用します。コーリアン®どうしのシーム接着は、継ぎ目がほとんど見えませんので、まるで一体成形したかのような仕上がり。隙間なくぴったりと接着できるので、水回りに使用してもカビや汚れがつきにくく衛生的です。

ディテールへのこだわりが、完成度を左右する

「ノエルス」に使用したドミノテラッツォは、「第3の面」と濱田さんが言うように、小口も個性的な柄。側面の接合部分に小口が見えてしまうと一体成型のような仕上がりに見えないので、側板どうしの接合部分は、それぞれの材の小口を45度にカットして組み合わせ、小口が見えないように接合する「留つぎ」を採用。加工精度の高さが求められる方法ですが、濱田さんが思い描いた完成イメージに近づけるためには欠かせない技術です。デザイナーの自由で挑戦的な創作活動を支えているのは、加工店の高い技術力なのです。

製作&取材協力/大日化成工業株式会社

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